分科会4(環境建築)
テーマ:【環境建築と建築・構造物一体型太陽光発電(BIPV)の最新情報】
カーボンニュートラルに向けてBIPVが注目されている。特に日本初の技術であるペロブスカイトへの関心が高く今後は開発・導入が加速すると思われる。そこで、各分野の専門家にBIPVの現状と未来を語ってもらう。
10:00-10:02 |
主催者 挨拶と第19回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム全体像
再生可能エネルギー協議会実行委員長、理事長
大和田野 芳郎 氏
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10:02-10:05 |
司会者 挨拶と本日のフォーラムの趣意
分科会4 リーダー、株式会社LIXIL 主任研究員
石井 久史 氏
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10:05-10:40 |
講演1 太陽光発電分野におけるNEDOの取り組み
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太陽光発電の更なる導入拡大に向けては、従来設置できなかった耐荷重の小さい屋根や壁面等への設置が期待されている。NEDOでは、新しい設置場所に応じた次世代型太陽電池の開発や、太陽光発電の信頼性・安全性確保に向けたガイドラインの策定、廃棄される太陽光パネルのリサイクルに関する技術開発などを推進しており、本講演ではそれらの取り組みの概要を紹介する。
NEDO再生可能エネルギー部 太陽光発電ユニット チーム長代行
鈴木 敦之 氏
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10:40-11:10 |
講演2 BIPVの取り組み状況とZEB事例を中心とした実績紹介
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法改正により新築ビルに対する再生可能エネルギーの設置義務が強化されており、特に大規模再開発ビルでは従来方式での太陽光パネルの屋上設置のみでは設置基準に不足することが懸念される。またZEB化における創エネ分を増やす意味でもBIPVに対する期待は大きい。本講演では当社におけるBIPVに関する取り組み状況と、PVを活用したZEB設計事例について、実績を交え紹介する。
株式会社三菱地所設計 R&D推進部 部長
大石 保夫 氏
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11:10-11:40 |
講演3 当社のBIPVへの取り組みと導入実績の紹介
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建物の屋上などに太陽光発電設備を計画する場合、設置スペースが限られているため、発電設備の導入拡大が困難です。そのため、当社では2014年に建設したZEB実証棟において、外装を利用した太陽電池ユニットを開発しました。このノウハウを生かし、外壁や窓で発電する多機能で意匠性を備えた外装システム「T-Green Multi Solar」を開発しました。導入実績などについてもご紹介します。
大成建設株式会社 クリーンエネルギー・環境事業推進本部 理事
小林 信郷 氏
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11:40-11:50 |
休憩
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11:50-12:20 |
講演4 ペロブスカイト太陽電池による太陽光発電の新たな機会創出
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様々な場所での太陽光発電を可能にする技術として、ペロブスカイト太陽電池が注目されている。実用化への期待が高まる中、パナソニック ホールディングス株式会社は、ガラス基板ペロブスカイト太陽電池「発電するガラス」のプロトタイプを開発し、技術検証を進めている。独自開発の材料と作製方法を強みとしたペロブスカイト太陽電池の特徴とその将来展望に関して解説する。
パナソニック ホールディングス株式会社 GX本部 グリーンイノベーションセンターペロブスカイトPV開発部 部長
金子 幸広 氏
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12:20-12:50 |
講演5 脱炭素化に向けた制度と標準化 壁面設置BIPVガイドラインの策定
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地上設置大規模太陽光発電の適地がに乏しい日本では、建築物の屋根や外壁の活用が求められている。特に壁面設置BIPVシステムの発展には、建築とPVの専門家の相互理解と連携が不可欠である。昨年度、PVTECは「壁面設置太陽光発電システム 設計・施工ガイドライン 2023年度版」を策定し、今年度はその改訂と関連する新ガイドラインの公開を予定している。これら一連のガイドラインの概要を紹介する。
太陽光発電技術研究組合(PVTEC)
寺川 朗 氏
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12:50-12:55 |
まとめ
分科会4 共同リーダー、SDC名誉会長
大野 二郎 氏
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