分科会10(エネルギーネットワーク)
テーマ:【エネルギーネットワークの最新情報を我が国の総合機関から発信】
分科会10(エネルギーネットワーク)では、カーボンニュートラル化に向けて必要となるエネルギーシステムのあり方や適用すべき技術について、様々な視点からの解説を頂くとともに、最新の取組状況を紹介頂きます。
10:00-10:02 |
主催者 挨拶と第19回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム全体像
再生可能エネルギー協議会実行委員長、理事長
大和田野 芳郎 氏
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10:02-10:05 |
司会者 挨拶と本日のフォーラムの趣意
分科会10共同リーダー、NEDO技術戦略研究センター統括研究員
山口 浩 氏
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10:05-10:40 |
講演1 NEDO系統連系プロジェクトの概要
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2050年までのカーボンニュートラル達成に向けて、再生可能エネルギー(再エネ)の主力電源化に期待が寄せられている。他方、このためには、系統制約を克服し、系統の安定性を維持しながら太陽光発電や風力発電といった変動電源を含む再エネを経済的に既存系統へ受け入れる必要がある。NEDOは、再エネの主力電源化に向けた技術開発に取り組んでおり、本講演では、1)再エネの導入状況、2)再エネの主力電源化に向けた主な技術課題、3)NEDOの系統連系プロジェクトの概要について紹介する。
NEDO 再生可能エネルギー部 主査
小笠原 有香 氏
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10:40-11:10 |
講演2 産総研福島再生可能エネルギー研究所における試験設備・実証研究の紹介
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2014年4月に開所した福島再生可能エネルギー研究所におけるパワーコンディショナー評価試験設備や、水素システム実証から社会実装までの研究成果や将来展望などを紹介する。また2021年8月に採択されたGI基金水電解基盤事業の設備状況と将来展望について紹介する。
産総研 再生可能エネルギー研究センター 副研究センター長
前田 哲彦 氏
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11:10-11:40 |
講演3 水素系燃料・水素キャリアと再エネ電力の役割
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近年、e-gas/fuelやアンモニア等のクリーン燃料に注目が集まるが、これらはあくまで水素の輸送・貯蔵・利用を容易にするための手段である。クリーン燃料は、再エネや水素の直接利用と比べて製造効率がかなり低いことから、目的化する前にその合理性が求められる。合理性の探求には、現在のエネルギーシステムを前提とするのではなく、再エネの系統統合を含む将来のエネルギーシステムのあり方を含めた議論が求められる。
日本エネルギー経済研究所 クリーンエネルギーユニット 研究理事
柴田 善朗 氏
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11:40-11:50 |
休憩
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11:50-12:20 |
講演4 再生可能エネルギーの大量導入に向けた電力システムの課題と対応
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2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、再生可能エネルギーの導入が進められている。しかし、風力発電、太陽光などの出力が安定しない変動性再エネ(VRE)を既存の電力システムに大量に導入するためには、送電容量の確保、出力変動への対応、系統安定性の確保などの解決すべき技術的な課題がある。そこで、本講演では、技術的な課題とその解決に向けた取組状況を概観する。
エネルギー総合工学研究所 電力システムグループ部長
炭谷 一朗 氏
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12:20-12:50 |
講演5 電力ネットワークにおけるDERの活用効果と課題
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将来の電力ネットワークでは、再生可能エネルギーの導入が進むとともに、多様な分散エネルギー資源(DER)が連系され、運用されることが想定される。DERを活用すると、電力ネットワークの負荷平準化や電圧変動の緩和といった効果が期待される一方で、使い方によっては一斉充電に起因するピーク負荷発生などの課題が懸念される。本講演では、電力ネットワークにおけるDERの活用効果と課題について概説する。
電力中央研究所グリッドイノベーション研究本部上席研究員
八太 啓行 氏
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12:50-13:00 |
まとめと閉会挨拶
一般財団法人エネルギー総合工学研究所 環境グループ 部長
黒沢 厚志 氏
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