分科会7(水素・燃料電池)
テーマ:【水電解及び燃料電池電池の実用化最新技術の紹介】
| 13:30-13:32 |
主催者挨拶 第20回再生可能エネルギー展示会&フォーラムの意義
特非活動法人再生可能エネルギー協議会 理事長
大和田野 芳郎 氏
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| 13:32-13:35 |
リーダー挨拶 本日のフォーラムの開催にあたって
山梨大学 クリーンエネルギー研究センタ― 教授
犬飼 潤治 氏
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| 13:35-14:05 |
講演1 GX実現に向けた水素の役割 と将来展望
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我が国のグリーン成長戦略では、「電源の脱炭素」と「電化」をカーボンニュートラル実現の柱としている。一方で、CO2排出量の約6割は産業や運輸などの非電力部門から排出されており、これら部門で消費される燃料および原料を水素や、水素を含む燃料等に代替していくことが期待される。本講演では、GX実現に向けた水素の役割や、水素の社会実装に向けて鍵となる輸入水素および国内製造水素の現状と課題について述べる。
一般財団法人電力中央研究所
エネルギートランスフォーメーション研究本部 研究参事
市川 和芳 氏
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| 14:05-14:30 |
講演2 FREAにおけるアンモニア合成・利用技術
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アンモニアは水素キャリアならびにカーボンフリー燃料として活用されることが期待されている。一方で、カーボンニュートラル達成に向けては、再生可能エネルギーを利用して合成するグリーンアンモニア合成プロセスの開発が必要である。ここでは、再生可能エネルギー由来の電力の変動性を考慮したアンモニア合成プロセス技術ならびにアンモニア燃焼利用技術について紹介する。
国立研究開発法人産業技術総合研究所エネルギー・環境領域
再生可能エネルギー研究センター 研究センター長
難波 哲哉 氏
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| 14:30-14:55 |
講演3 山梨大学における水素・燃料電池用触媒・電解質材料研究の現状
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山梨大学では、これまで長年にわたり、燃料電池や水電解装置に用いられる触媒や電解質などの材料の研究に取り組んできました。本講演では、現在各国で競争的に進められている燃料電池の大型商用自動車向けの触媒や担体、電解質材料の研究開発や、グリーン水素製造用のPEM型水電解装置の広範な普及に求められる貴金属使用量の大幅低減、および、今後の進展が期待されるAEM型水電解装置の電解質材料及び触媒の研究開発について、最新の成果をご紹介します。
山梨大学 水素・燃料電池ナノ材料研究センター
センター長・教授
飯山 明裕 氏
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| 14:55-15:05 |
休憩
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| 15:05-15:30 |
講演4 燃料電池商用車(HDV) 2035年ロードマップ目標に向けたPEFC評価解析プラットフォーム事業の成果と今後の展開
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2050年カーボンニュートラル達成には運輸部門でのCO2削減に有効な燃料電池商用車(HDV)の商品化が求められる。2020~2024年度に実施したPEFC評価解析プラットフォーム事業では、HDVの2030年目標のIV特性達成に向けた材料の研究開発を、マテリアルインフォマティクス、シミュレーション、材料解析・分析、電気化学評価がアカデミアと産業界が連携して推進し、2030年度目標IV特性をほぼ達成することができた。次期事業では2035年度目標達成に向けた事業に着手している。
技術研究組合FC-Cubic 専務理事
小島 康一 氏
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| 15:30-15:55 |
講演5 水電解:日本アカデミアのアプローチ ― JST-GteX WInGプロジェクト
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日本のアカデミアが主導する水電解研究の最新動向を紹介する。本講演では、JST-GteX「WInG(Water Electrolysis for Innovative Green Hydrogen)」チームプロジェクトを中心に、強力な材料研究基盤を有する日本の学術コミュニティが、システム全体の要件から材料・電極・電解質設計を逆算する“バックキャスト型アプローチ”を展開していることを示す。材料化学、電解質工学、オペランド分光、マルチフィジックス解析を融合させ、イリジウム使用量低減や中性条件での高効率水電解などの成果を報告する。原子スケールの理解からシステム設計・社会実装へとつなぐ、日本の学術的挑戦の方向性を展望する。
東京大学工学系研究科 教授
高鍋 和広 氏
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| 15:55-16:00 |
まとめ 本日のまとめと閉会挨拶
国立研究開発法人産業技術総合研究所 FREA所長
古谷 博秀 氏
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